About Muslin Khadi
モスリンについて

ベンガル語で”やわらかい”という意味のモスリン。毛織の着物のことを思う方も多いのですが、 インド東部の西ベンガル州からバングラディッシュにかけて織られている薄い綿織物の ことを言います。高温多湿のベンガル地方ですが、モスリンを着ていると、とても快適に 過ごせます。

カディとは手紡ぎ、手織りされた布のことを言いますが、モスリンは150カウント以上の手紡ぎ糸で、 手織りされた布のことを言います。150カウントとは1gの綿を150mの長さに紡いだ糸のことを言います。 150カウントの糸で1インチに約80本。120cmの幅だと、約3200本、一本一本手で筬に通していきます。 布を織るよりも、この作業が一番根気がいります。髪の毛くらいの細さです。自分でモスリンを作りたいと、 糸を紡いでみましたが、30カウントの糸がやっとできるくらいです。    機械で作られた布にはない触感です。


チャルカについて

”チャルカ”とはヒンディ語で”糸を紡ぐ道具”のこと。どこの国へ行っても、 いつの時代でもあまり変化のない形ですが、インドにはコマのようなものから、足踏み、 持ち運びできるブックチャルカ、半手動機械のようなアンバーチャルカというものなど、 色々進化したものがあります。

プクルのモスリン糸はアンバーチャルカで紡がれています。これは手紡ぎ?と疑問に思うかもしれませんが、 インドではこれも手紡ぎといいます。以前ペルーの博物館でサボテンの棘で紡いだ200カウントの糸を見ました。 人の作れる最高の細さだと聞きましたが、インドでは500カウントの糸を紡ぐ人がいるそうです。さすがインド人!



手仕事には神が宿る

プクルの布はもちろん手紡ぎ手織りですが、商品のタグの紙は、 コットンに藁が混ざった手漉き紙です。タグのひものジュートは西ベンガルで たくさん収穫できます。ひまつぶしに糸紡ぎしていると、友人が、手伝ってくれました。 紡ぐのは初めてだったそうですが、紡いでいる時の彼の表情はとても寛いでいて、 楽しそうに作ってくれました。

カンタ(刺繍)は祈ることだと教えてもらいました。紡ぎはメディテーションに似ている なと思います。ガンジーの『手仕事には神が宿る』と言った言葉が思い浮かびます。 手仕事のあるものをいつも身に付けていたいなぁと思います。